タワマンの低層階はタワマンである必要があるのか、について考える

▶︎住まい

筆者はタワーマンションに住んでいますが、高層階ではありません。

それでも普通のマンションよりは高いので、引っ越し当時は大分高い気がしましたが、48階建てのマンションの中では中くらいでしょうか。

あと10階高かったらもう少し景色が違うんだろうな…と高層階を羨ましく思う気持ちもあります。

引っ越し当時はまだ今より世帯年収も半分くらいでしたので、もう少し家賃を上げて高層階の角部屋が空いたら住み替えよう、というのを密かな目標にしていました。

タワマンというと、タワマンカーストで低層階は虐げられてるんじゃないかとか、低層階なのに住む意味があるのかとか、様々な意見がありますので考察してみます。

タワマン低層階はマウンティングされる?

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タワマンカーストやマウンティングなど、なにかとドロドロしたマンガやドラマの舞台になることが多いタワーマンション。

まず、低層階と高層階はエレベーターが違いますので、タワマンカーストで高層階にマウントを取られる…ということは日常では普通ないです。笑

同じマンションのママ友など、付き合いがあればもしかしたらあるのかもしれませんが、あまり聞いたことはないですね。

低層階といっても間取りによって高層階より家賃が高いことも多いです。

特にファミリー向けの広い部屋は低層階にも多くあり、ファミリーの方はあえて低層階を選ぶこともあるよう。

だから高層階=家賃が高い、とも一概には言えません。

芝浦アイランドのマンションは40階以上が「プレミアム住戸」となっており、エレベーターもその他のフロアとは別になっています。

内装のグレードも高く、全室に冷暖房が入っているなど、全てにおいてレベルアップされていますので、40階以上だと確かに「凄い」とは思いやすいかもしれません。

ただ、そのタイプも、長く住むとスタンダードタイプより安く済む場合もあります。

プレミアムタイプは礼金が不要で、再契約時にかかる事務手数料は一律5万2500円。

スタンダードタイプでは礼金2ヶ月、再契約料は賃料の1か月分となっているので、2年以上住むつもりがあれば、プレミアタイプのほうがお得というケースもあるようです。

タワマン高層階のメリット、デメリット

高層階のメリットといえば、やはり眺めの良さです。

筆者のフロアでも眺めは十分いいんですが、タワマン付近は周りもマンションが多いため、20〜30階ほどであっても隣のマンションの人目が気になることがあります。

その分、30階を超えてくると、周りのビルが一気に眼下になり、開けた景色になります。

東京らしいキラキラした夜景を普段から楽しめるのは魅力的ですし、高層階になればなるほど、人目が気にならなくなるのはメリットです。

あとは虫が入ってこない、騒音が気にならない、などでしょうか。これは低層階だと立地によっては気になるかもしれません。

中層階であれば十分気になりませんが、高層になるほど防げると思います。

 

デメリットとしては、高層階ほどエレベーターの待ち時間や混雑が気になるのではないか、とよく言われます。

これはマンションにもよるかもしれませんが、芝浦アイランドのタワーマンションは8台のエレベーターがフル稼働しており、スピードも早いです。

最近は在宅勤務の人も多いため、一部の時間帯をのぞいてそれほど混雑が気になることはありません。

あと、洗濯物が干せないのでは、とか危ないのではないか、ともよく言われますが、これは低層階であっても洗濯物が干せない(マンションによりますが芝浦アイランドは禁止です)のと

ベランダから落ちたら低層階でも危ないのは同じなので、高層階にのみ当てはまることではありません。(もちろん被害の大小はありますが…多くのタワマンの住居フロアは低層でも3階以上です。)

高層だと地震の時はやや揺れやすくなりますが、タワーマンションは免震構造で地震対策は普通のマンション以上に強固にされています。

特に芝浦アイランドは東京都の「地域危険度」では、 地震による建物倒壊、火災による延焼の発生の危険性は最も低い地域となっているよう。 

このため、大火から身を守るために避難する必要がない地域(地区内残留地区)に指定されています。 
 
地震による揺れが伝わりやすく、液状化の可能性がある湾岸地域に位置していますが、 アイランド周囲護岸の耐震化、強固な地盤(東京礫層)まで達する基礎杭の採用など、 様々な対策がとられているそうです。 

ただ停電になるとエレベーターが使えないので、唯一その時は不便ですね。

タワマン低層階の唯一のメリットは、エレベーターが使えなくても比較的困らないことでしょうか。

マンションには消防法で発電機の設置が義務付けられているとはいえ、それほど持つものでもありません。

武蔵小杉のタワーマンションも、浸水で電気系統がやられてずっと停電していましたし、東北大震災の時も数日停電したマンションはあったようです。

なので防災対策のメインは停電対策で、なるべく自宅を出なくて住むよう、食糧や水を供えておく必要がありそうです。

また、賃貸ではなく分譲でタワーマンションを購入した場合ですが、固定資産税率が高層階ほど高くなることもデメリットです。

平成29年に制定されたタワーマンション向けの税制は、階層別専有床面積補正率と呼ばれ、一階上がるごとに約0.26%税率が上がるように設定されました。

平成29年4月以降に契約された新築のタワーマンションにのみ当てはまるようなので、中古やそれ以前に入居している場合は当てはまりません。

低層階でもタワマンに住むメリットとは

筆者も元々高層階にこだわりがなかったのですが、それでもタワマンを選んだのは設備が圧倒的に充実しているから。

考えてみると、芝浦アイランドで一番高い家賃150万円の人とも、同じ共用施設を使えるわけです。笑

生活が便利というのは本当に生活の質にも直結します。

タワマンがいかに便利だったか、どんな設備があるのかはこちらの記事にも書きました。

タワマンって実際どうなの?住んでみてわかったタワーマンションのメリット、デメリット

芝浦アイランドの賃貸マンション比較。エアタワーとブルームタワーの違いは?

特にコロナ禍や在宅勤務等で外出する機会が減っていますので、部屋以外にも気分転換に使える施設があるのはリフレッシュになって助かっています。

同じ間取りなら階数が低い方が賃料も安く済むのもメリットです。

階数に関わらず、立地やマンションのグレード面で満足できるのであれば、タワマンに住むメリットは十分にあるのではないかと思います。

 

まとめると、中低層階でも筆者的にはとても満足しています。

ただ、高層階からの景色が魅力的なのも事実なので、もし高層階で同じくらいの家賃でいい部屋が空いていたら、やはり高層階に引っ越すかもしれません。笑

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